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出版
医師・臨床検査技師・臨床工学士・手術室看護師のための術中神経マッピング・モニタリング実践ケーススタディCASE STUDIES OF INTRAOPERATIVE NEUROPHYSIOLOGICAL MAPPING AND MONITORING
定価:10,780円(本体 9,800円+税)
ISBN:978-4-901204-02-6
発売日: 2021/5/31
編集 田中 聡
判型・頁数 A4・オールカラー160頁
元鳥取大学・東京女子医科大学脳神経外科教授
現森山脳神経センター院長 堀 智勝 先生 推薦
※電子書籍あり
- 脳神経外科・整形外科の医療者・スタッフ必携!
- 豊富な32症例。
- 元鳥取大学・東京女子医科大学脳神経外科教授・現森山脳神経センター部長・堀智勝先生推薦「マッピング・モニタリングを行うのに極めて実践的な書である。著者の多くは一流の脳神経外科医であり、大変参考になる力作である。
1995年の静脈麻酔剤プロポフォールの国内承認以来、飛躍的な進歩を遂げた術中神経マッピング・モニタリング。吸入麻酔下では不可能だった錐体路全体の術中モニタリングである筋電図導出による運動誘発電位モニタリングも可能となった。
プロポフォールの国内承認より四半世紀がたった現在、覚醒下手術は大学病院等先端的施設では日常的なものとなり、運動誘発電位は比較的小規模な市中病院でも行われるようになった。
本書はそれぞれの手術に関して、手術とマッピング・モニタリングの先生方に診療科、職を問わずご執筆いただいたものである。実際に医師、臨床検査技師、手術室看護師の方々に手術室に持ち込んで、ハンドブックとして参考にしていただきたい。
本書が、脳・脊髄手術をより安全に行うためのみちしるべとなりますように。
脳腫瘍実践ケーススタディ第1巻
定価:6,300円(本体6,000円+税)
ISBN978-4-901204-00-2C3047
パンフレットはこちら(PDF)
「脳腫瘍の治療に興味を抱く若手の脳神経外科はもとより、とくに専門医試験口頭試問の前にぜひ受験生が一読されることを強くお勧めしたい」
東京女子医科大学脳神経外科主任教授 堀智勝氏推薦
[編集者のことば]
この度の「脳腫瘍実践ケーススタディ」の製作作業を終えて、脳神経外科医の厳しさ、大変さ、そして本書に込められた著者達の真摯さと熱意を強く感じた。知識・経験・術の三拍子のレベルを高め、維持し、また瞬時の選択・決断が求められるストレスフルな世界である。手術場面は、時間との闘いの中で、1つ1つの確認・チェックが欠かせない。そして、術後の熱い討論。スピード化の時代の中で、このような地道な努力が医療の進歩を支えている。本書に込められた著者達の熱い思いは、多くの読者にも伝わるはずである。
脳腫瘍実践ケーススタディ第2巻
定価:12,960円(本体12,000円+税)
ISBN-13: 978-4-901204-01-9C3047
発売日: 2010/12/20
「実力を付けるには、優れた指導者の下で多数の症例を経験することが一番ではあるが、誰にでもチャンスがあるわけではない。そのかわりの指導の手引きが本書である」(本文より抜粋)
日本脳神経外科学会理事長・日本医科大学大学院医学研究科長
寺本 明 主任教授 推薦
[編集者のことば]
(国際医療福祉大学塩谷病院脳神経外科准教授 田中 聡)
「東京脳腫瘍治療懇話会」は10年前より年2回開催され、首都圏の脳腫瘍を専門とする脳神経外科医が集い、夜遅くまで激論を戦わせてきている。本会は首都圏で行われている脳腫瘍研究会の中でも、特に症例検討に重きを置くという特色を有している。
「脳腫瘍実践ケーススタディ」はその東京脳腫瘍治療懇話会の世話人らが、自らが経験した症例をあたかも大学病院脳神経外科のカンファレンスでプレゼンテーションを行っているがごとく呈示して、さらに最新の情報を取り入れた解説を述べた症例集である。
第2巻は第1巻に比べて、より脳神経外科専門医試験を意識した内容になっている。さらに第2巻では、良性腫瘍を中心に東京脳腫瘍治療懇話会世話人以外の各腫瘍のエキスパートの先生方に執筆を依頼し、脳外科医が経験するほとんどすべての種類の脳腫瘍を網羅するものとなっている。
本書は、脳神経外科医の日常診療に大いに役立つとともに、脳神経外科専門医を目指す頼もしい後輩たちの必読書となるものと自負している。
[掲載論文]
大孔部髄膜腫/ 松果体部胚細胞腫/ 傍鞍部髄膜腫の手術/ トルコ鞍の拡大を伴った小児トルコ鞍部嚢胞性病変の診断と治療/ 造影効果の乏しい脳病変1/ 造影効果の乏しい脳病変2/ 繰り返す嘔吐で発症した小脳腫瘍の1例/ 感染兆候とともに広範な脳浮腫を伴った右側頭葉髄外腫瘍の1例/ 右運動野にびまん性に浸潤し、MRIで造影効果を示さずメチオニンPET高集積であったグリオーマ症例/ 左側頭葉を中心とした石灰化を伴う浸潤性腫瘍/ 脳幹、小脳梗塞にて発症した小脳橋角部腫瘍/ 著明な肉芽腫様変化を伴った鞍上部病変/ 頭蓋外伸展を示した舌下神経鞘腫に対する手術アプローチ/巨大頭蓋咽頭腫の手術アプローチ/ 下垂体腺腫(先端巨大症)/ 交通性水頭症を伴った小脳橋角部腫瘍に対する治療選択/ 小児後頭蓋窩の上衣腫の診断と治療方針/ Langerhans細胞組織球症(LCH)の診断と治療/ 星細胞腫の治療選択/ 膠芽腫の治療:PD or pseudoPD/ 大きな側脳室内腫瘍へのアプローチ/ 様々な脳神経症状を呈する頭蓋底腫瘍に対する手術戦略/ グリオーマ手術における術中MEPモニタリング/ 小脳星細胞腫の診断と治療/ 脊髄原発中枢神経系悪性リンパ腫/ 小脳橋角部腫瘍の鑑別診断と治療/ 中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する手術のpitfall/ 中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する標準治療/ 転移性脳腫瘍に対する手術/ 単発の転移性脳腫瘍に対する定位放射線治療/ 視野障害と頭痛で発症したトルコ鞍部嚢胞性病変の1例/ Ecchordosis physaliphora(泡状外脊索症)に対する内視鏡手術/ 松果体病変を合併した優位半球島回腫瘍/ 左片麻痺を呈した右島回病変/ 嘔吐症状にて発症した後頭蓋窩腫瘍/ 急激に悪性転化をきたしたびまん性星細胞腫の1例/ 長期にわたり変化を認めないびまん性星細胞腫の1例/ Insular glioblastomaの手術/ 初回治療時temozolomide反応例に対するtemozolomideの再投与